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目は口ほどに物言わず
- a-mida
- 2020年10月20日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年10月23日

伝道掲示板を更新しました。昨今、新型コロナウイルス流行のため何処へ行くにしてもマスクの着用がマナーとされています。佛教大学では通学中も、授業を受けているときもマスクをするよう大学の方から指導がなされています。
マスクの着用は、咳などの飛沫感染の防止・手から顔への接触感染の防止に一役買っております。しかしコミュニケーションをとるという点においては大きな妨げとなっているように思います。
というのも、最近ある出来事がありました。大学の先輩と朝にお会いした時、先輩の目つきが鋭く、私を睨んでいるように感じました。その先輩に対して、何か失礼なことをしただろうかと数日間悩んでしまいました。このまま悩んでいても埒があかない思い、直接先輩に、朝会ったときに睨んでいるように感じたという旨を伝えてみました。すると、「何も怒ってないよ。朝は目つきが鋭くなってしまうねん。」と返事が返ってきました。
先輩が自分を睨んだと勝手に思い込んで、勝手に悩み苦しんでいた訳です。「目は口ほどに物を言う」という言葉がありますが、目を見ただけでは何を思っているかわからないなとしみじみと感じました。
相手の目だけを見て顔色を伺うことは非常に難しいことです。また相手の意思を自分が判断してしまうことは非常に危険だな、と実感いたしました。
コロナ禍で会話が控えられている中ではありますが、会話の減少によって互いの仲が引き裂かれることは一生涯にわたって尾を引くことになります。どうか、そのようなことがないよう感染対策には十分配慮しつつも、思ったことは口に出して聞いてみてください。
明るく・正しく・仲良く、暮らしましょう。
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